《MUMEI》 カタッと音がして アタシは横を向いた。 「‥ぁ」 静瑠‥。 「静瑠ッ!?」 「な、何だ‥急に大声を出して‥」 「ォ‥ォ‥オマエも12番引いたのか‥!?」 「ぁぁ。──ほら」 静瑠が見せた紙には‥ 確かに【12】の文字。 「マジだ‥」 ヤバい── めちゃめちゃ嬉しい。 また コイツの隣りにいられるんだ。 静瑠の隣りに──。 「宜しく頼むよ」 「ぇ、ぉ‥おうっ」 夢みてーだ‥。 アタシらって── ある意味強運? 「──珠季」 「‥ん」 「授業中の居眠りは控えてくれよ?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |