《MUMEI》

「──ぁぁ‥そうだね」

「またシューマイ盗んのか?」

「交換、という形なら文句は無いだろう?」

「ん‥、まぁいーけど‥」

アタシは

コイツが食ってくれんの

別にヤじゃないし。

「‥ぁ、そーだ」

「ん‥?」

「屋上行く前に自販機な」

「コーヒー牛乳は必須だからね」

「分かってんじゃん」

「フ‥、当たり前だろう、これでも僕は──」

「ハイハイ」

「なっ‥何だそのあしらい方はっ」

「オマエの自慢話は聞き飽きた」

「いつ僕が自慢話なんかした‥?」

「大抵してんじゃん」

「それは勘違いだ」

「なッ‥!?」

また言い返そうとしたけど‥

先生とかが見てたから止めた。

つーか‥

めっちゃハズいし‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫