《MUMEI》
「１つ位いいだろう？」

「オ・マ・エ・なぁ‥」

勝手に盗んなっつの‥。

「──ほら」

「‥？ って何だよそれ！？」

「竹輪の天麩羅だけど」

「ち‥ちくわ！？」

ちくわの天ぷらとかあんのか‥？

「‥‥‥‥‥‥‥」

「不味くは無いだろう？」

「‥微妙‥」

「び‥微妙とは何だ失敬なッ」

「いや、だってこんなの食った事ねーし‥」

「だからと言って『‥微妙‥』は無いだろう」

「だって微妙なんだもん」

「微妙ばかり言うなっ」

「微妙だから微妙っつって何が悪いんだよ」

「‥‥‥‥‥‥」

「静瑠‥？」

前へ |次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫