《MUMEI》 【SUBARU】 スバル──。 それが、この人の名前らしい。 ほかの人達も、みんなそれぞれ名札を付けてる。 「───────」 取りあえず‥メニューを選ばなきゃ。 でも──‥あまり食欲ないんだよね‥。 飲み物なら大丈夫かな、と思って、オレンジペコを注文した。 スバルさんは、注文をメモに書き留めると、丁寧にお辞儀をして下がって行った。 「───────」 私は、椅子に座ったまま、ボーッとしてた。 微熱がある時みたいな、フワフワした感覚。 私──‥好きになったのかも知れない。 スバルさんの事──。 前へ |次へ |
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