《MUMEI》
葛城 秋水
総一郎の登下校は〜大概、隆が隣にいた。


『総ちゃん、僕〜登下校はヒデちゃんとするようになったから…良いかな?ごめんね。』


さっき、隆に言われたセリフが、胸に突き刺さる総一郎であった。


…あーあ、オレって、独りぼっちだなあ…
孤独を噛み締めて〜ボンヤリ歩いてると…


ドタッ…
誰かにぶつかった。


『痛ぁ〜!!』


『あっごめんな!オレボーッとしてて…』


総一郎がぶつかった相手は〜一年生だった。


『ううん、僕もいつもボーッってしてるから(笑)先輩〜ごめんね?』


…あ、なんか〜この子隆に似てるな、雰囲気が…。


その子は〜葛城 秋水(かつらぎ あきみ)と言った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫