《MUMEI》
ほっといてくれ
『おいっ総一郎!』
世良は怒っていた。


『ん?どーした世良?』


『最近〜1年と仲良いんだって?』


『あ?ああ〜まあな…ちょっと、ほっとけない子が居てさ…』


グイッ!
『お前、総一郎!その子は〜隆じゃないんだぞ!分かってるのか?』


『え?…あ、当たり前じゃ…な…い……っ…??!!』
オレ〜隆の代わりにしてたのか?葛城を…


ハァーーッ!
『総一郎〜頼むから、しっかりしてくれ!1年生を傷付けるなよ?』


『ムッ!世良には〜関係ないだろ?余計なお世話だ!ほっといてくれ!』


『総一郎…』
世良は〜寂しげに笑った。


『そうだな…余計な世話だったな、もう言わないよ〜じゃな!』


『…なんだよ、世良のヤツ…。んな顔、するなよ。オレが悪いのか?』

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