《MUMEI》
PraisirX
「へぇ、あれかぁ、プレジール──」

「結構いい感じじゃない?」

「うん、いい感じ!」

私、中村千佳は、今──親友の薫と、とある執事喫茶の側に来てる。

かなり評判のいいお店らしくて──どんな執事がいるのか、かなり楽しみ。

でも──。

「ぅゎぁ、何か緊張するな──」

執事喫茶なんて、行った事ないから──ちょっぴり不安だったりもする。

「大丈夫かなぁ」

「大丈夫だって♪ ほら、行こっ」

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