《MUMEI》
伊藤と裕斗の話
【作者からみた二人】


秀幸のイメージは格好悪くはないんだけど格好よくもない。でも雰囲気が気さくだから女性にそれなりにモテるんだけど「あれ?鼻く〇ついてますよ?」とポロっと言ってしまう性格なので、友達関係にさえしてもらえない人です。
でも言った後失敗したって気がつくんだけどまたすぐに忘れ同じ様な過ちを繰り返す…。
しかし裕斗に出会って彼と付き合いだしてからはそんな気苦労は消えた訳です。裕斗の性格なら「へへ、似合う?」で済んでしまうから。たまにこずかれるけどそれはじゃれている延長での事だから、言いたい事、気ままな振る舞いが裕斗の前だと全て晒せて、秀幸にとって裕斗はもうなくてはならない嫁さんみたいな奴になっています。
若くて綺麗で、ってだけじゃなく裕斗の中身に惚れてずっと一緒にいたいと思っています。

裕斗は秀幸に出会ってから変わりました。それまでは自分にどっか自信がなくてあんまり人前とか得意としなかったんだけど、秀幸から元気と自信をもらって本来の性格が徐々にでてきて、今はこんなキャラになりました(笑)
直哉と過ごしていた時代の裕斗は自分の感情、意思が薄く、ほとんど直哉任せ、直哉は冗談が通じないキャラだったのでかなり大人しい子でした。
それはそれで裕斗にとって楽であった事も事実。自分は直哉がいないと何もできないからと直哉にのしかかっていましたから。だけど社会に出て、色んな人に会って、このままじゃいけないんじゃないかと思った矢先からこの話がスタートしました。
自分は恋をした事がない、直哉が正直疎ましい…、でもそんな感情は自分の弱い心をぎりぎり保つ言い訳だった。

今は秀幸に支えられて、精神状態が凄く安定して、人の心配が素直にできたり助けてあげたいって体が動く。
直哉の事も上手く消化して、本当は愛していた事実も認めています。父親に抱いていた不信感も全てではないけど理解できる位大人になった。
そしてそれは全て秀幸のおかげだと本人も自覚しています。

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