《MUMEI》

会心の一撃が炸裂したにも関わらず、その声は今一つ晴れなかった。



勝負を宣言する前の一瞬の沈黙は、おそらく「鳳凰」の誘惑との葛藤だったのだろう…。



痛恨の負けを喫したはずの〆華の唇は、何故か僅かに微笑んでいた…。



まるで兼松の"器"と裁量を測りきったように…。



3月… 〆華 0―27 兼松



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