《MUMEI》 これでも、付き合ってるんです。「‥芳井」 「ぇ‥、はっ、はい!」 「オマエ、またリボン傾いてんぞ」 「へっ‥、ぁ、ありがとございます‥」 「誰が礼言えっつったよ」 「ぅぁっ‥すいません‥」 「謝んなバカヤロウ‥」 さっきから私と話している男子──彼の名前は、須藤林檎。 林檎──可愛い名前だなぁと、つい思ってしまいます。 それに、見た目まるで王子様。 でも中身は──不良みたいなんです。 髪も染めてないし、ピアスもしてない。 服もきっちり着てるし──。 だけど、たまに目付きとか‥ちょっと恐い。 「芳井」 「はいっ!?」 「‥何でもねぇ」 前へ |次へ |
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