《MUMEI》

「なぁにが仕方なかっただ、オレ様を名前で呼ぶなんぞ1000年早ぇーんだよっ」

「ぅゎぁ、放して下さぁいっ」

髪を引っ張るのだけは‥っ。

「痛いですってばぁ!」

「るせーな、テメーが悪ぃんだろーが」

「ヒドいです〜っ」

私は‥私は起こしてあげただけなのにあんまりです‥っ。

「須藤君のイジワル‥」

「ぁ?」

「須藤君はイジワルです‥」

「‥ンな‥」

須藤君は、目を円くして私を見つめてます。

「オレがいつテメーにイジワルしたよ」

「大抵いつもじゃないですか。さっきだって‥」

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