《MUMEI》

「…どんな気分だった?」


「何が?」


「6年生を負かした時。」


「あぁ…


良かったよ。


スッとしたね。」


「ふふ…
そうか…」


「ま、
勝負の後殴りかかってきたけどね。」


「…その割にケガはしてないんだな。」


「殴りかかってきたけど、


殴られてはいない。


1発もね。


返り討ちにしてやった。」


「マジか!?


はは!!


ケンカの仕方は教えてやってないけどな!!」


「どんなゲームも負けたくないんだよ…


ケンカでもね。」


「そうか…


じゃあ…


そろそろ次に進むか。」


「次?」

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