《MUMEI》

「ちっ…」


「ダメだ。


まだ音が聞こえる。


やり直し。」


「え〜…」


「やり直し。」


「は〜い…」








結局。


その日翔太はイカサマの練習をずっと続けた。


それでも上手くできるようにはならなかった。


イカサマを使う気にはならなかったが、


できないことは悔しかったから、


家に帰ってからも練習をやめなかった。

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