《MUMEI》 「リンゴ君っ、林檎──」 「うっせーなっ、何だよさっきからリンゴリンゴって」 「ぉ‥起きてたんですか?」 「寝てた」 素っ気なく言って、須藤君はまた机に伏せてしまいました。 これじゃあ埒が明きません‥。 「寝ちゃダメですってばぁ」 「るせーな‥耳元でピーピー騒いでんじゃねー」 「ゎ‥私は須藤君の為に言ってるんじゃないですかっ」 「迷惑なんだよ」 「!!」 言われてしまいました。 かなりズバッと言われてしまいました。 「‥‥‥‥‥‥‥」 もういいです。 先生に怒られても知りませんからっ。 前へ |次へ |
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