《MUMEI》

「リンゴ君っ、林檎──」

「うっせーなっ、何だよさっきからリンゴリンゴって」

「ぉ‥起きてたんですか?」

「寝てた」

素っ気なく言って、須藤君はまた机に伏せてしまいました。

これじゃあ埒が明きません‥。

「寝ちゃダメですってばぁ」

「るせーな‥耳元でピーピー騒いでんじゃねー」

「ゎ‥私は須藤君の為に言ってるんじゃないですかっ」

「迷惑なんだよ」

「!!」

言われてしまいました。

かなりズバッと言われてしまいました。

「‥‥‥‥‥‥‥」

もういいです。

先生に怒られても知りませんからっ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫