《MUMEI》 「──ぁ」 名札付けてる。 【HARUKI】 ハルキさんかぁ。 「えと──、こちらになります」 「ゎ‥」 コーヒーだ。 ミルクかかってる──。 「ぁ、少々お待ち頂けます?」 そう言ってハルキさんは、チョコレートシロップのチューブを取り出した。 それで、このコーヒーに何かをするらしい。 「ほな、よう見とって下さいね?」 ハルキさんはそう言って、ミルクの上にチョコレートシロップを掛け始めた。 「?」 何の絵だろ──。 だんだんと、ミルクの上に何かが浮かび上がってくる。 前へ |次へ |
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