《MUMEI》

「──ぁ」

名札付けてる。

【HARUKI】

ハルキさんかぁ。

「えと──、こちらになります」

「ゎ‥」

コーヒーだ。

ミルクかかってる──。

「ぁ、少々お待ち頂けます?」

そう言ってハルキさんは、チョコレートシロップのチューブを取り出した。

それで、このコーヒーに何かをするらしい。

「ほな、よう見とって下さいね?」

ハルキさんはそう言って、ミルクの上にチョコレートシロップを掛け始めた。

「?」

何の絵だろ──。

だんだんと、ミルクの上に何かが浮かび上がってくる。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫