《MUMEI》 「──お嬢様、お取り致します」 今、私を担当してくれている執事は、 【RUKIA】 ルキアという名前の──高校生位の男の子。 清楚な執事、という感じとはちょっと違うけど──何だか惹かれる。 何でだろう? 取り分けてもらったマカロンを口の中に入れたまま、私は考え込んでいた。 「お嬢様──如何なされました?」 「──ぇ」 「ご要望がございましたら、ご遠慮なさらずに仰って下さいね」 「ぁ‥はい、どうも──」 ルキアって、笑った顔が特に可愛い。 「?」 私、何でそんな事考えてるんだろう? 前へ |次へ |
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