《MUMEI》 いつもの数分後。 「お待たせしました〜!」 店長自ら料理を次々と運んできた。 「し、失礼します」 それから、若い女性店員が、飲み物を置いていく。 女性店員の顔が赤いのは、仕方ない事だろう。 料理は、海の家の定番という、焼きそば・カレー・ラーメン。 ただし 普通と違って魚介類が豊富に入っており 焼きそばとラーメンは、塩味だった。 俺は、それらを少しずつ食べたが 志貴は、焼きそばばかり食べていた。 「感想言わないといけないから」 俺が話しかける前に、志貴は言い訳していた。 それから、子供組にはかき氷が出され 大人組の大半は、生ビールをおかわりしていた。 「じゃあ、私達は先に帰るから」 おかわりしなかった果穂さんと、最初からアルコールを摂取しなかった大志さんは、海の家を出ると別荘に直行した。 「俺達も行くか」 「うん」 大志さんと同じくアルコールを摂取しなかった秀さんと志穂さんは、近くの市場に買い出しに出かけた。 (だからか) 秀さんが、Tシャツを着てきた理由がやっとわかった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |