《MUMEI》
第1章、少女と黒狼
名もない森の奥にある家に少女ノアは黒狼ヴェルと共に静かに暮らしていた…
だが、ある日ノアとヴェルのもとに王都の兵がやってきた

「黒狼使いのノア殿、あなたを王の命により王都へ連行いたします!」

兵がそう言った時家の戸が開き少女と大きな黒い狼が出てきた

「なぜ、私達の暮らしを荒らそうとするの?」

ノアは兵を睨みながら言った

「今我が国は隣国のギアレフに侵攻されているのです…そして、ギアレフは銀狼兵を戦場に投入してきたのです…」

それを聞いたヴェルは呟いた

「人の戦に手を貸すとは銀狼王も墜ちたものだな…」

「銀狼王?」

「銀狼王シバ銀狼を従えて北の地を治めている」

「ノア殿…一緒に王のもとに」

そう言って兵がノアの手を掴もうとしたときノアを守るようににヴェルが立ちはだかった…

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