《MUMEI》 部屋に入ってきた人影はノアを抱きかかえ村から出た 「これで…」 「貴様ら…ノアを連れて何処へ行くきだ…」 人影達の目の前にヴェルが立っていた 「黒狼…だと…」 「さっきの部屋にはいなかったはずだ!」 「貴様らの気配を感じるなどわけもない…なぜノアを連れて行く…返答次第では貴様らを殺してノアを取り返す…」 「私達の村は今狼の群れに襲われています…そんなときにこの村に王都から狼使いが来ていると聞いたのです」 ヴェルは村人を睨みながら言った 「何故、直接頼まぬのだ!」 ヴェルは雄叫びをあげながら村人たちを睨み続けた 「私達にはお金が無いので…直接村につれて行くしかないのです!」 「ふざけるな!!貴様らの都合でノアを危険にさらそうとは…許さぬ!」 ヴェルは雄叫びをあげて村人たちに食らいつこうとしたその時 「ヴェル…やめて」 ヴェルはその声を聞くと大人しくなった 「だが、ノア…」 村人に抱きかかえられていたノアはいつの間にかヴェル前に立っていた 前へ |次へ |
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