《MUMEI》
現れた総一郎
『どんな気持ち?』
突然〜声がした。


ギクギクッ…
声の主は総一郎!


…ああっやっちまったな〜オレ!…


『あ…ははっ…帰ったんじゃないのか?葛城と…。』


『んー止めた。葛城は隆じゃないし、お前の言った通りだった。

オレは〜葛城を通して隆を見てたんだ。

葛城にも言われたよ〜先輩は僕を見てないってさ〜、で…振られた。

自分をちゃんと見てくれる人が良いってさ。』


『あーそれは…なんと言うか…まあ、その…なんだ…』


ヤバい…顔がニヤケてしまう…。


ジーーッ?!
総一郎が見詰めて来る。
『なんか〜喜んでないか?俺、振られたのに…』

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