《MUMEI》

いつの間にか打ち解けて、アタイはすっかり──チヒロと話し込んじまってた。

今何時だ‥?

「!!」

ヤバッ‥。

総会遅れちまうじゃねーか‥っ。

「お出かけになられますか、お嬢様?」

「ぇ、ぁ‥ハイ‥、?」

おお‥、自分で動かさなくても椅子が下がってら‥。

「ども‥」

「当然の事でございます」

「なっ‥」

ニッコリ王子スマイルでそんな事言われたら‥打ち抜かれちまうじゃねーか‥。

‥侮れねぇヤツだ‥。

「どうぞ、お手を」

「ハイ、ども‥」

アタイさっきから‥ドキドキしっ放しだ‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫