《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

「オイ」

「きゃあッ!?」

「何ビビってんだよ」

「だ‥っ‥だだだだって須藤君がっ」

「?」

「こっ‥怖い話読んでる時に話しかけないで下さいっ」

「あァ? テメー、オレが話しかけんのが悪ぃってのか?」

「ぃゃ、そうじゃなくって、その‥」

「ぁ?」

「ぁ‥あの‥」

「何だよ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「オイ、震えてんぞ」

「ひっ‥」

「‥肩掴んだだけだろーが」

「だ‥だって‥」

ぃ‥いきなり掴んでくるからじゃないですか‥。

しかも‥近いですってば‥っ。

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