《MUMEI》 ―プルルルル― 携帯が鳴った。 ・・・蓮からだ。 「もしもし」 「もしもし?夢羽。悠斗さんが誰かにボコられて、入院してる」 ――はぁ、それか・・・。蓮も五月蠅い男だ。 「うん、知ってる」 「なら、早く病院来い!!」 「嫌だ。私は行かない」 「なんでだよ」 「関係ないでしょ」 「夢羽、今どこにいる? 「家の近くの公園だけど・・・」 「今からそっちに向かう。そこを動くなよ」 ――はぁ、面倒なことになった。あいつのことなんか、どうでもいいし。蓮も人のことに入り込み過ぎだし。もう、疲れたなぁ・・・。 前へ |次へ |
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