《MUMEI》

アラタは平凡な授業を終えて帰宅する。彼は家から徒歩10分の距離をダラダラと時間を掛け進むのが好ましい。




曲がり角に人影




足を狙われた。
重い衝撃。

「何、お前……」
途切れる意識の中、

背中で隠して携帯を発信させた。

濁った視界とぼやけた顔。シルエットで性別は男であることは理解出来た。


殺意を感じた。
殺されると脳が信号を送っている。


逃げなければいけないのに、もう遅い。


なにもかも。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫