《MUMEI》
愛と欲と金(里沙視点)
あなたの一番欲しいモノは何ですか?

 愛?肉欲?お金?

あたし私が一番欲しいモノは、ただひとつ。悠也だけ。悠也の髪、体、顔、腕、全て愛おしく、狂おしい。

 あたしの冷静さはどこ?あたしの理性を返して。あたしの日常を返して。
 あたしがあたしでなくなる。ただの色情狂に誰がした?

悠也の欲しいモノは何なの?性欲?体?お金?愛が欲しい訳じゃないのだけは、あたしが一番良く解っている。
 愛以外ならあたしは、悠也に与える事が出来る。

 手っ取り早く、お金が欲しいなら、そう言えばいい。

お金なんて、稼ぐ気になれば、どうとでもなるんだから。
 どのみち、お金の使いみちがないあたしには、悠也にカモられて搾取されているのがちょうどいいのかもしれない。

 愛は、お金で買えるモノなのだ。

会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。・・・・。悠也に会いたい。

悠也が欲しい。悠也しかいらない。
だけど携帯番号も聞かずに別れたので、連絡先が解らない。

 相手の方が一枚上手だった。彼は、本当に"後腐れのない関係"を望んだのだ。

ただ、それだけだ。

前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫