《MUMEI》 「‥ぁ──」 「ん?」 「夕陽が綺麗ですよ」 「夕陽?」 言われて、窓の方を見る。 「‥ぁ」 ほんとだ──。 「わぁ‥」 「明日も、青空になりそうですね──」 「うん」 明日も、今日みたいに晴れるといいな。 ──晴れるよね。 こんなに夕陽が綺麗なんだから。 「──お嬢様」 「‥ぇ」 何‥? 何か真顔になってるけど──‥。 「アキラ君?」 どうしちゃったんだろ‥? 「ねぇ──大‥」 「いても宜しいですか」 「ぇ‥?」 「ずっと──お嬢様のお側に」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |