《MUMEI》
冗談にならねぇ
『いや…別に…んなこたねえよ!』
白々しく嘘をつくオレ。


『まっいいや!って事で〜今日も憂さ晴らしに付き合えよな!』


『チェッ…しょーがねーなぁ?付き合ってやるよ。』


『覚悟しろよ?朝まで付き合って貰うからな?明日休みだし…。』
総一郎が、意味ありげに笑う。


『ああ〜良いさ。オールで慰めてやるよ!』


『ふはっ…ベッドの中でだろ?世良?』


『ブフゥーーッ!!
ちょ…総一郎くん?』


『ククッ…バーカ、冗談に決まってるだろ?って…世良、顔赤い?』


やべっ…バレる…。


『やー今日も暑いしな、汗かくよ、うん。』


ああっバレバレな嘘だよ…


『…………』


あ、総一郎?
考え込んでる?
なんか、笑ってるんすけど…なんで?

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