《MUMEI》

次の日



俺は一日上の空だ。

今日真由はくるのか?

ひやかしだったらどうしよう。ピッチしゃかりきに買ったのに・・・


部活の後もやたら、ギャッツビーで体中ふいたし、髪もやりなおした!



俺は駅で待つ。



真由らしき子が遠くからきた。


3人組でキャーキャー言ってるのがわかる。

『あ、みてあれじゃない?』『うそーっ!やったじゃん真由』『え、まじかっこいんだけど』


ヤベー青春て癖なるぜ。

可愛い過ぎるぜ。
俺ロリコンなりそ。

定着してきたルーズソックスに、どきどきしながら、
俺の前に真由が恥ずかしいそうに立つ。


『すみません、部活が遅くなってしまって』

「いや、全然いんだ。俺も今おわったから。。あ、ゴメン俺ベルじゃなくてピッチしかねんだわ。」

『えっ!もうピッチもってるんですか?すごいっ』


真由の顔がキラキラする。

知ってるぜ。この歳の女子はミーハーで新しいもの持った男とかが好きなんだ。

「どっかではなす?マックいく?」

『はいっ☆』

可愛いぜ。28でマック行くなんていったひにゃあ、女はみなドン引きなのによ!


女も男に慣れちまうんだな。

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