《MUMEI》
あの、近いんですけど‥?
屋上に連れて来られてしまいました──。

「あの、戻‥」

「る訳ねーだろ」

「ぅぅぅ‥」

何でですかぁ‥。

「私確かに大声出しちゃいましたけど‥、その‥」

「別にテメーを責めちゃいねーよ」

「ふぇ‥」

じゃあ何でそんなに不機嫌そうなんですか‥?

「──なぁ」

「?」

ていうか須藤君、床に寝そべっちゃうんですね‥。

「テメーもやれ」

「ぇ、は‥はぃ‥?」

ゎ‥私も床に寝るんですか‥?

ていうか隣りにですか‥?

──ぃ‥いいんですか?

「‥ぁ?」

「あの、ほんとに‥」

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