《MUMEI》
『須藤君、ほんとにそれしか食べなくていいんですか‥？』

『悪ぃかよ』

『ぃ、ぃぇ全然‥』

『なら言うなよ』

『ハ‥ハイ、すいません‥』

『‥分かりゃいーけど』

『‥あの？』

『ぁ‥？』

『須藤君って──結構可愛いとこあるんですね』

『！？』

『あれ、どうしたんですか？』

『どッ‥どーもしてねーよ』

『ホッペ‥赤いですよ？』

『赤くねーッ』

『！！っ、痛いです痛いです髪放して下さい〜っ』

『うっせー、テメーが悪いんだろーが』

『ふぇぇ〜っ』

その頃から、私と須藤君はこんな感じで──‥今もそれは、あまり変わってません。

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