《MUMEI》 「‥オイ」 「ハイっ!?」 「何ボケッとしてんだテメー?」 「ぇ、ぁ‥‥え‥っと、その‥」 「‥?」 「変わらないなって──」 「は‥?」 「だ‥だから、私も須藤君も‥」 「それが何だよ。別にいーだろ、変わろうが変わるまいが」 「──そう、ですけど」 「ごちゃごちゃバカみてーな事心配しねーで、テメーは雲の数でも数えてろ」 「ぇ‥、何で雲なんですか?」 「‥何となく」 空を見上げたまま、須藤君は呟いて──それから、ガバッ、と‥いきなり起き上がりました。 「ぇ、ど‥どうしたんですか‥?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |