《MUMEI》 ゚・:*:.。*。.:*:・゚*゚・:*:.。*。.: 秋風に舞う落ち葉… その時、〆華の懐古を遮るように、兼松の手から乱暴に札が叩きつけられた! 「紅葉の青札」が兼松の手に下る。 『ほれ…青タン・リーチだ…ハハハ…』 普段臆病な人間ほど、優位な立場に立つと自分が強者であると錯覚してしまうものだ…。 〆華は無言のまま札を空切った。 ―――…「松の字札」 願わくば「鶴」を狙ったであろう返しの一枚は… 〆華の手を素通りし… 虚しく場に供えられた…。 前へ |次へ |
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