《MUMEI》 「須藤君──」 「‥ぁ?」 「胡桃ちゃん、いい妹さんですね」 「‥義理のな」 須藤君は俯いて、片膝を立てて頬杖を付きました。 「──いいじゃないですか」 「‥ぁ?」 「義理でも何でも、胡桃ちゃんはは妹さんで──お父さん達だって親なんですから」 「‥テメーには分かんねーよ」 「家族が2つもあるなんて、素敵な事だと思いますよ」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「名前だって、立派な子になるように、って──そう付けてくれたんじゃないですか」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |