《MUMEI》 「‥?」 「絶対、嫌いになんかなったりしませんから」 「‥ったりめーだ。テメーにオレは捨てさせねー」 「捨てませんよ」 「笑うな」 「ふふ、だっておかしいんですもん」 胡桃ちゃんの言う通りなのかも知れません。 須藤君は、寂しがりで甘えんぼで、すっごく照れ屋さんで。 そんな彼が、私は大好きなんです。 「‥なぁ」 「はい?」 「忘れんなよ、明日」 「──はいっ、任せて下さい♪」 前へ |次へ |
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