《MUMEI》

「ほんとにありがとうございます」

「いえいえ☆」

「ぁ、そうだ」

「?」

「この子、『ナツメ』って付けてもいいですか?」

「ナツメ‥?」

その言葉を繰り返て、ナツメ君はちょっと赤くなった。

「ょ‥宜しいんですか? 僕なんかの名前で──」

「君の名前だからいいんだもん」

「僕の名前だから=d?」

「そうですよ」

「──光栄です☆」

「今日、抱っこして寝ますね」

「──ぇ」

ナツメ君、今度は──真っ赤になった。

ちょっと動揺してるのが可愛い。

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