《MUMEI》

おれはぶつぶついいながら歩く。


ふと目を前にやると一人泣きながら歩く女がいる。


見覚えのあるかお、、、

26からずっと付き合っていた顔。

さよならも言わずに、俺は17歳にもどり、もうあうこともないかもと思っていた顔・・・・・


由美だ。



由美との出会いはコンパだった・・・・


こんなとこで出会った記憶はないぞ?



「まぁ、ほっておこう」


と思う反面、

ゆみと過ごした2年が、俺の頭をいっきに蘇る。


美人ではない。でも笑った時に無くなる目が好きだった。

抱きしめたとき、ギュッとしたら同じ分だけの力で抱きしめ返すとこが可愛いかった。



「・・・・・あ、あの?」


とっさに声がでた。

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