《MUMEI》

「だって兄貴‥ミオ姉いた方が元気になるかも、って──」

「‥バカヤロウ‥、!?」

「こんな時まで意地張ってんな!」

「ぇ、ちょっと‥胡桃ちゃ‥」

スー君熱あるのに‥。

「ミオ姉わざわざ来てくれたんだよ‥!? ‥何で素直に喜ばないのさ‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ミオ姉、兄貴の側に付いててあげてくれる‥?」

「ぁ‥、ハイっ」

胡桃ちゃん──お兄さん想いなんですね。

スー君は幸せ者です。こんなに優しい妹さんがいて──。

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