《MUMEI》

「はぁ‥」

まだ体がフワフワしてます‥。

「‥オイ、大丈夫かよテメー‥」

「ダメかもです‥」

「──ったくしょーがねーな‥」

スー君は辺りを見回して、

「ほら、こっち来い」

ベンチに私を連れて行ってくれました。

「──ちょっと待ってろ。動くんじゃねーぞ」

「ぇ、スー君‥?」

どこに行くんでしょうか‥。

「───────」

というかスー君、何かいつもより優しくないですか?

「‥ほら」

「? わぁっ」

ソフトクリームです♪

「ありがとございます、スー君♪」

「‥ちょっと寄越せよな」

「半分あげます♪」

「そんなにいらね」

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