《MUMEI》

「──遠慮しなくていいですから♪」

「してねーよっ」

「ぇ〜?」

「いーから食えよ」

スー君は頬杖を突いて、観覧車の方を見つめてます。

「スー君」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「スーく〜ん」

「‥‥‥?」

「もしかして、あれ乗りたいんですか?」

「ぇ」

「?」

「‥別に、そーじゃねーけど‥。─ぁ"〜ったく溶けてんじゃねーかよ。食わねーんならこっちに寄越せっ」

「!?」

スー君‥、大胆ですね‥。

「───────」

「ぁ‥?何だよ腑抜けたツラして」

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