《MUMEI》
幼稚園バス襲撃
PM3:00頃マタタビ幼稚園の子供達は先生達にさよならの挨拶をいい
かわいい象やリスやらがプリントされたバスに乗り込んでいた。

「先生ーさよーなら」

「りょーくん、また明日も遊ぼうねー」

「みんな乗ったかなー??」

「ハーイ、じゃあこれからバスに走り出すから。
バタバタ騒いだりしちゃ駄目よー…ハーイじゃあ出してください」

バスがエンジンをかけた瞬間だった。

ガッシャーン

窓ガラスの割れる音がした。窓から男が体を滑り込ませて来た。

「テメーら静かにしろ!!このバスはオレがジャックした」

男が高らかにそう叫んだ
男は赤と白をベースにしたジャンバーと同色のブカブカのズボン。ピンク色のアフロにハートのサングラス。という異様な格好だった。
「先生ーコワイヨー」

「うるせー黙れクソガキ……おい、バスをだせ」

中年のドライバーは男のいった通り踏み込みこんだ。地獄のドライブが始まった。

プルルル……プルルル
…ガチャッ
「もしもし、ああ、ボスですか!!計画は成功しましたぜ」

「そうか、ところでどうやってバスに侵入した?


「はい、まず幼稚園に侵入し、車庫にあったバスに侵入しました。そして園児が全員のりこんだところで助手席の窓を突き破り侵入しました」

「そうか、見事な腕前だ、だが愉快犯としては失格だな」

「何故です??」

「まず園児の泣き声がする。これから長時間バスに閉じ込めるというのに、最初に恐怖を与えてどうする??私たちの行うのは犯罪ではないあくまでも冗談だ冗談であって暴力ではない、人質に肉体的精神的に苦痛を与えるのはよろしくない……今すぐ園児を泣き止ませるのだ」

「はい、わかりました」

男はケータイを閉じた。

「おい、お前」

「わっ、私ですか」

「そうだ、お前だ!!一つきく子供が好きなものはなんだ??」

「好きな物ですか?……
フライパンマンとか子供達好きだけど」

「よしっ、それだおい運転手今すぐフライパンマンのテーマを流せ!!早くっ」

運転手は震える手でCDを押し込んだ。

フライパンマンの明るいテーマソングを流した絶望バスは2車線の道に進入した

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