《MUMEI》 深まる溝その日の放課後〜 『タカちゃん…』 『あ、うん…』 『なんかさ…オレに話たい事とかない?』 『え?何を…』 なんか…ヒデちゃん怒ってない?何で?… あ…僕がドジだから〜愛想尽かした?…ん…だ!きっと… 『あ…のヒデちゃん、もう僕と一緒に帰らなくて良いから…』 『な…なんだよ、それ?…東と帰りたいから?なあ、タカちゃん〜昼休み、そんな話してたの?』 隆の肩を激しく掴んで…壁に押し当てる。 『い、痛い…ヒデちゃん?総ちゃんは関係ないよ…何言って…』 『んっ…』 二人きりの教室で、無理矢理キスされる。 シャツのボタンを外し出す神品。 『や…だ、こんなの…ヒデちゃん、止めて!』 スッ… 神品は隆から離れた。 『そんなに…オレが嫌なんだ?東と帰りたいなら〜言ってくれたら良いのに…』 ダン!… 壁を叩いて走り去る神品を、震えながら隆は見ていた。 …違うよ、ヒデちゃん、何で?怒ってるの?解んないよ?…… 前へ |次へ |
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