《MUMEI》 交代「「祐也、後で刺青見せてね」」 「いや、わざわざ見せる程のものじゃ…」 (いつの間に、呼び捨て?) 志貴はともかく その母親の貴子さんまで、すれ違い様俺に絡んできた。 これから、女性陣の入浴時間になるのだ。 「いや、一見の価値あるよ」 「うん、あれは綺麗だった」 「だよね」 「お、俺もそう思う!」 「煽るな!お前等」 祐がしみじみ言うと、頼と厳が便乗し 何故か、対抗するように柊が加わって 俺はつい怒鳴ってしまった。 風呂場を出ると、大さんは俺から離れ、龍平さんの所に行ったので、四人の勢いは止まらない …と、思われた。 「「はいはい、そこまで」」 仲村母子 特に、志穂さんの登場に、その場がすぐに静まる。 「早く入りましょ。その後、志貴ちゃんと柊君のお祝いあるんだし」 「はーい」×6 (さ、さすがだ) 俺は、感心する気持ちが強く 『志貴ちゃんと柊君のお祝い』 そう、志穂さんが言った意味を深く考えなかった。 それから俺達はそれぞれ部屋に戻り、俺はプレゼントを荷物から取り出した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |