《MUMEI》

「え?あ。いえ。」


『今日、声かけてくださった方ですよね?今飲みにいってたんですが、見覚えがあったので・・・』

覚えてくれてる。


「あ、あーはい!あの時は大丈夫でしたか?」

『はい、あなたのおかげで平気になりました!あなたも随分落ち込んでるようですが・・・・』


由美は昔からそうだ。与えた分、必死にかえそうとする。


「あー・・平気です。」

『そうですか・・・・お互い頑張りましょうねっ!ではまた』


そう・・・この笑った時になくなる目が好きだ。


キュンとなる。


28ではかなりマンネリして、トキメキなどなかった。
改めて会うと、この笑顔に何度癒されたんだろとわかった。。


「あのっ・・・」




また呼び止めてしまった。
このまま別れたらもう二度とあえないきがしたから。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫