《MUMEI》 : : 電車は広尾の駅で乗客の乗り降りを終えると、静かに加速を始める…。 心の声「次はいよいよ"あの駅"だ…!」 オレは舌の上に唾を丸め、静かに飲みこんだ…。 そんな時… 広尾駅のホームの光が途切れ、車窓に真っ暗な地下トンネルの景色が映ると、オレはゾクりとした寒気に襲われた。 心の声「…何ぃ………!?」 いつの間に其所に立っていたのだろう…? 窓ガラスには、気配を消してオレの背後に佇む長身の男が映っていた。 心の声「こ!この男は!?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |