《MUMEI》

心の声「おぉ…神よ…。

何故に貴方は、欧米人だけに長い足を与えたもうた…!?」


オレは、こんなにも自分が日本人であることを恨めしく思ったことは無い…。


ミヒャエルはコークスクリュー1つ目のエスカレーターに差し掛かる…。


―――…カンカンカン…!


エスカレーターの左側に立ち止まる人々を後目に、ヤツは靴音も高らかにステップの右側を降りていった。


オレも直ぐ様ヤツの後に続く…。


だが、その時…。


オレの声が天に届いたのか、オレの脳裏に閃きという光が射し込んだ…。

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