《MUMEI》

「‥っ」

今はどーなんだろな‥。

まだオレの事──好きなのか‥?

それとも‥。

「‥!?」

雷まで鳴ってきやがった‥。

「──ミオっ! テメー感電しても知らねーぞ!?」

‥駄目だ。

返事がねぇ。

また、ピカッ‥と空が光る。

数秒遅れて、耳を劈くような雷鳴が轟く。

「るせーな‥ったく‥」

アイツ‥大丈夫なのか‥?

何か返事しろよ‥。

オレを何だと思ってやがる‥。

テメーのムコだろーが‥。

「‥!?」

雷鳴り過ぎだろ‥。

つーか‥何でオレビビってんだよ‥。

何で‥。

「───────」

どーしよーもなくなって、近くにあったメリーゴーランドに非難した。

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