《MUMEI》

ティッシュ配りが始まり、私は少し驚きました、全然喋らない貴方をただたんに私が人見知りなのだと、勘違いしていただけの話しなのですが…

あぁ…この人普通に喋れるだなぁって


本当、失礼だよね(笑)でもそのときは別に好きだったわけじゃなかったから


そして、ティッシュ配りが終わってティッシュの入っていたカゴを置いて、友達の元へ戻る途中、藤君がカゴを持ってキョロキョロとしているのを見たの

私、実は男の子苦手なの、だから…
「それ、あっち…」
って目茶苦茶素っ気なく指差してた。

藤君は私の指差す方に歩いていった…

多分これが初めて藤君に認識された日なんじゃないかな。

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