《MUMEI》
【殺害現場】
所かわって今は学校の屋上
実は時間がないからと
闇神が背に漆黒の翼をはやし
私の首根っこを捕まえて飛んできた

「で、屋上に着いたのはいいけど、どうするの?」

「犯人は必ず現場に証拠もしくは手掛かりを残しとるはずや 俺等はそれを見つけんねん」

「あのさぁーそんな漫画みたいな事ある訳ないじゃん なんでそこまで言いきれんの?」

「この世に完璧な人間はおらん」

闇神はそう言って
持っていた懐中電灯で足元を
照らしながら手掛かりを探す

「ねぇ闇神」

「なんや?」

私は小さく息を吸い込み
訪ねる

「もし、もしだよ?私が生き返った事その犯人が知って私をもう一回殺しにきたとしたら?」

「…」

「犯人はね私が憎くて殺したんだよ?だったらもう一回私を殺すかもしれない」

「まだ犯人の動機は分からんやろ」

「でも!」

「第1に犯人の動機にも色々ある 第2にもし犯人がまた自分を殺そうとしてきたとしても、そん時は俺が妹ととして守ったる」

そう言って闇神は小さく笑った

「…ぅん」

私はその笑顔に返事を返す事しか
出来なかった

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