《MUMEI》
観覧車乗りましょうよ、林檎君♪
「ふゎ‥」

まだ何か変な感じがしてます‥。

「なぁ」

「はいっ‥」

「さっき何て言おうとしたんだ‥?」

「息出来ません、って──」

「別に死にゃしねーだろ」

「ゎ‥分かんないですよ‥?」

ひょっとしたら‥。

「未桜」

「!?」

「何乗りてー‥?」

「ぇ、私‥?」

訊き返すと、コクンと小さく頷いて──林檎君は私にもう一度、同じ事を訊きました。

「うーん‥、──ぁ」

そういえば林檎君‥。観覧車に興味示してましたよね‥。

「観覧車♪」

「?」

「観覧車乗りましょうよ、林檎君♪」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫