《MUMEI》 今私達は、観覧車に乗って遊園地を一望してます。 「わぁ──ほらっ、見て下さい♪」 「‥結構高ぇな」 「あっ、あれ一緒に乗りましたよね♪」 「──オマエが大騒ぎしてな」 「だ‥だって恐かったんですもん‥」 「オレが付いてるっつったろ」 「すいません‥」 「‥だから謝んなっての」 「すいま‥」 言いかけたら、林檎君は急に笑い出しました。 「キリねーな」 「ぅ‥」 「何ヘコんでんだよ?」 「ヘ‥ヘコんでないです」 「バーカ」 「バカでもないですーっ」 また始まってしまいました。 でも──何だか楽しいです。 前へ |次へ |
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